修理作業を行なう

楽器というのは、昔は手作りのものが主流でした。そのため楽器の構造も極簡単なものでしたので、壊れたとしても個人で修理をするのが基本となっていたのです。しかし時代の移り変わりとともに、楽器はどんどんと複雑化していきました。そのため、個人で修理するのが難しいものも増えていったのです。そこで修理を請け負う専門家が登場してきました。とはいっても登場し始めた初期の頃の専門家は、弦を張り替えたり外装の整備といったような、個人での修理と変わらない程度のものだったのです。しかし修理だけではなく楽器の作製をも行うようになってからは、構造や特徴などにも精通するようになり、個人では難しい細やかな修理も行えるようになっていきました。

楽器には実に様々な種類があります。そのため修理をするにしても、楽器によってその方法も千差万別です。ですので専門業者に依頼したとしても、楽器の種類によっては得意不得意があるのは通常のこととなっているのです。そのため他の専門業者を紹介してもらったり、修理不可能という結論に至ってしまったりすることも少なからずあるのです。そこで今後はそうしたことを無くすため、修理をもっと細分化していく事になるのではないでしょうか。例えば外装のみを専門とするところや、弦や鍵盤の修理を専門とするところ、サビ落とし専門といった感じです。こうした細分化がなされればその技術のみを高めることとなりますので、請け負う側も依頼側も無駄な手間や混乱もなく、スムーズにいくような気がします。